BINGO NIGHT

ビンゴ大会の運営ガイド

社内イベントのビンゴを企画書にする

最終更新: 2026-08-03

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社内イベントのビンゴは、当日の盛り上げ方より「開催にこぎつけるまで」に手間がかかります。予算の出どころ、業務時間を使ってよいのか、参加したくない人への配慮、在宅勤務者の扱い。ここを詰めないまま景品選びから入ると、稟議で差し戻されて時間を失います。企画書に書く項目から、聞かれやすい質問、経費処理で確認すべき点までを順に整理します。

先に決める3つのこと

景品も会場も、次の3点が決まっていないと決められません。仮でよいので最初に置いてしまいます。

  1. 開催枠 — 業務時間内か、業務時間外か
  2. 対象範囲 — 全社か、部署単位か。在宅勤務者・別拠点・家族同伴をどうするか
  3. 予算の出どころ — 部署予算、福利厚生関連の予算、親睦会費、参加者からの会費徴収

このうち最初に相談すべきは3番です。財源によって金額の上限も、承認者も、経費処理の扱いも変わるためです。

先に決める3つ(仮でよい) ① 開催枠 業務時間内か 時間外か ② 対象範囲 全社か部署か 在宅・別拠点は ③ 予算の出どころ 部署予算・福利厚生 親睦会費・会費徴収 最初に相談するのは③ 財源が決まると、これらが自動的に決まる 金額の上限 承認者 経費処理の扱い ここが未定のまま景品を選び始めると、稟議で差し戻されて時間を失う → 決まってから 企画書・稟議・会場・景品 へ進む 目安は1か月前に仮決め、3週間前に稟議、2週間前に発注
開催枠・対象範囲・予算の出どころのうち、財源が上限と承認者と経費処理を決める

業務時間内か、時間外か

開催枠 向いている場面 注意すべき点
業務時間内 全社行事、参加率を上げたい、在宅も含めたい 業務を止める分の説明が要る。短時間で終える設計に
業務時間外 懇親会の一部として行う、会費制 実質的な強制にならない配慮が要る。帰宅時間への影響も

迷う場合は、企画書を書く前に人事・総務へ一度当ててください。労働時間として扱うかどうかは企画者が自己判断できない論点で、後から覆ると日程ごとやり直しになります。

企画書に書く項目

社内の様式があればそれに従いますが、内容としては次が揃えば説明できます。

項目 書く内容
目的 「部署をまたいだ顔合わせ」など、実現したい状態を一行で
日時・所要時間 開始終了と、ビンゴに充てる時間(目安は20〜30分程度)
対象・想定人数 対象範囲と参加見込み人数。上振れ時の上限も
会場/オンライン 場所と、オンライン参加の可否・方法
予算 総額と内訳(景品・会場・備品)、財源
景品の方針 目玉・中位・参加賞をそれぞれ何本にするか
運営体制 進行、抽選、景品配布、記録の担当者名
参加の任意性 不参加でも不利益がないことをどう明示するか
想定リスク 人数超過、機材トラブル、時間超過時の短縮案

予算は総額だけでなく「目玉◯本+中位◯本+参加賞(人数分)」という構造で示すと質問が減ります。本数の考え方や金額の目安はビンゴ大会の景品の選び方と予算の目安にまとめています。

稟議で聞かれがちなこと

質問される前に企画書へ書いておくと、往復が減ります。

目的は何か

「盛り上がるから」だけでは通りにくい項目です。部署横断の交流、新入社員の顔合わせ、拠点間のつながりなど、具体的に書きます。

予算の根拠は何か

前回の実績があるなら、それを基準にします。実績がなければ参加人数と景品構成から積み上げ、「一人あたり◯円で算出」と計算方法を書きます。金額そのものより、算出根拠の有無を見られます。

業務時間を使う場合、その時間の扱いは

所要時間と対象人数は必ず聞かれます。全体を短く収める、月末月初を避けるなど、先回りした設計を書いておきます。

景品の経費処理はどうなるか

景品を会社の費用で購入する場合、勘定科目の扱いや、受け取った側の税務上の扱いが問題になることがあります。ここは会社ごとの規程と個別の事情によるため、記事の側で結論を書くことはできません。稟議には「経理に確認済み」か「確認予定」かを明記し、金額が大きくなりそうなら購入前に経理・総務へ相談してください。

参加できない人・したくない人はどうするか

出張、在宅勤務、育児や介護、体調、宗教上の理由など、参加できない事情はさまざまです。不参加による不利益がないこと、当日出社できない人の扱いを稟議の時点で明記しておくと、後から個別対応に追われずに済みます。具体的な配慮は後半の「参加を強制しないための工夫」にまとめました。

誰が当日運営するか

担当者名と、その人の当日の業務調整まで書きます。一人に集中していると差し戻されがちなので、進行と抽選は分けておくと説明しやすくなります。あわせて、中止・延期の判断者と判断時期も書いておくと安心です。

景品の経費処理で確認すべきこと

扱いは会社の規程、財源、景品の内容によって変わります。企画者が判断せず、経理担当者または顧問税理士に事前確認するのが原則です。確認したい点は次のとおりです。

  • 財源は何にあたるか(福利厚生関連の費用として扱えるか、別の科目になるか)
  • 全社員が対象になっているか。対象が一部に限られる場合の扱い
  • 現金・商品券・高額品を景品にする場合、税務上どう扱うか(自己判断せず、経理担当者または顧問税理士に確認する)
  • 領収書・購入証跡の残し方、購入者名義、立替精算の期限
  • 参加者から会費を集める場合の会計上の扱い

社外の方を招く、SNSで公募する、取引先を巻き込むといった形にするなら、景品表示法など別の観点も出てきます。広報・法務にも確認してください。ここに挙げたのは一般的な注意点にすぎません。最終的な判断は必ず社内規程と、所轄の税務署や専門家への確認に基づいて行ってください。

部署をまたぐときの調整

参加者が複数部署にまたがる場合、詰まりやすいのは日程と費用分担です。

  • 日程:部署ごとの繁忙期を先に聞き、候補を2〜3案出してから決めます。全員が空く日はないので、「主要メンバーが出られる日」を基準にします。
  • 費用分担:全社予算で一本化できるなら最も楽です。按分するなら頭割りか部署割かを最初に決め、後から人数が変わったときの扱いも決めておきます。
  • 連絡経路:部署ごとに窓口を1人立てます。全員に直接連絡すると変更のたびに伝達漏れが出ます。
  • 景品の希望:方針だけ共有し、選定は運営側に一任してもらうほうが早く進みます。

在宅勤務者・別拠点への配慮

会場にいる人だけで完結させると、在宅勤務者は「聞いているだけ」になります。最低限、次を決めておきます。

  • オンライン参加者もカードを持てる方法(紙の事前郵送、画面上のカードなど)
  • 当選の申告方法(チャット、挙手ボタン、マイクで発言)と、その事前周知
  • 景品の受け渡し(後日発送、デジタルギフト、次回出社時に手渡し)

カメラの位置、音声の遅延、音の回り込みといった当日の機材まわりはオンライン/ハイブリッド開催のビンゴのやり方と注意点にまとめています。

参加を強制しないための工夫

社内イベントでいちばん配慮が要る部分です。案内文と当日の運用の両方で手当てします。

  • 案内に「参加は任意です」と明記し、欠席の連絡先と締切を書く。理由の記入は求めない
  • 出欠を部署ごとの一覧で共有しない。誰が来ないか可視化されると実質的な強制になります
  • 全員参加の写真撮影や自己紹介など、断りにくい演出を必須にしない
  • 当選者は前に出る形だけでなく、「席で受け取る」選択肢も用意する
  • 景品は一部だけが大きく得をする構成を避け、参加賞や少額枠を入れておく
  • 途中入退室を可にし、その旨を案内に書く

準備スケジュールの一例

規模や社内手続きによりますが、おおむね次の流れです。

時期 やること
1か月前 開催枠・対象・財源を仮決め。人事/経理へ事前相談
3週間前 企画書を提出し稟議を回す。会場・オンライン環境を仮押さえ
2週間前 承認後に景品を発注。案内を配信(任意である旨を明記)
1週間前 出欠の確定、役割分担の共有、進行台本を作成
前日 機材と通信の実地確認、景品の現物確認、進行のリハーサル
当日 開始30分前に会場入り。抽選と進行の担当を分けて運営

進行の組み立て方は忘年会・新年会でビンゴを盛り上げる進行のコツが参考になります。

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